〈鈴鹿山系の水先案内人〉”Suzuka Mountain Range – ADAPT “

この夏、三重県、鈴鹿を起点としたまたひとつ新たな波がうねりだしました。「鈴鹿山系に集まるヒトやモノと、生活や遊びをつなげていく」”スズカ マウンテンレンジ ”と称したその活動は道具の提案、制作から、ハイキングイベント運営、さらには地域(街)の活性化活動まで多岐にわたります。

「さらにそのつながりを広げ、深めていく。そんな役割を担うのが”ADAPT(アダプト)”です。」人とモノ、人と人とをつなげるハブとして、”ADAPT”がこれからどんな活動をしてくれるのか、とても楽しみです。

そんなADAPTの活動を紹介する第一弾は日本国内産の木材を使用した「Wood Cup Hiro-sawa」。山でのひと時をより豊かにする木製のカップです。

より詳しい説明はADAPTのページを見てもらうとして、率直な感想としては、この波のような形状は木のぬくもりを指(から感覚)に伝えやすく、温かい飲み物などを飲むと、本当に「ふぅ」と一息つくことができます。ククサのように持ち手がないのが特徴でもありますが、カップ全体をそっと指で掴むスタイルは、「湯呑み」に慣れ親しんだ日本人にはむしろしっくりくる感覚ではないでしょうか。取っ手が無いことでクッカーの中などに収納しやすくなることに魅力に感じるユーザーも多いと思います。

また、僕(OGAWAND)が持っているサンプル段階のものよりも、さらに精度の高い削り込みをしていて軽量化も達成。この手のモノにありがちな「ぬくもりが放つ鈍くささ」のようなものはなく、むしろ工芸品のような洗煉された印象さえ受けます。
絶景を眺めながらコーヒーやお茶を楽しむもよし、山の天然水で割ったウィスキーを飲むもよし。やはり、とっておきの瞬間はとっておきの道具を使いたいものです。

“ADAPT”のページではさっそく売り切れ始めているようですが〈MT.FABs〉にも少量ながら入荷してますので、実物を手に取ってみたい方はぜひ足をお運びいただければと思います。

http://adaptsuzuka.thebase.in
Wood Cup Hiro-sawa